うちの子・もしかして発達障害?

もしかしてうちの子・おかしい?と思ったことはないでしょうか?会話が他の親子よりもかみ合わない、空気を読めない発言が多い、忘れ物が多い、好き嫌い偏りが多い、友達ができない、何となく人に嫌われる、片付けが苦手、計算や漢字の読み書きができない、人とのトラブルが多い、大半の先生の方となじめない、異常に繊細というか敏感、こだわりが強い、集中力が続きすぎる。

このようなお子さんは発達障害の可能性があります。発達障害という言葉が適切かどうかは意見の分かれるところになります。ただ厚生労働省でも発達障害という言葉を使っています。よって基本的には発達障害という言葉を使っていきます。私の知り合いの方は発達障害を発達が気になる、発達遅滞、発達に凹凸がある、成長部分と劣っている部分があるなど様々な言い方で表現しています。私個人では発達というときもあります。

発達障害は人よりもとりたてて優れている部分とやや劣っている部分が他の方よりも目立つということだけなんです。身体障害・知的障害のように目に見えてハンディキャップがあるような感じには見えません。これがまた厄介なところなんです。他人からみたら通常人のように思える。ただ実際に上のような特徴があるのでなかなか他人とのコミュニケーションが難しいなどの理由で孤立したりしてしまうこともあります。

ここから学校生活が嫌になって休みがちになって不登校になってしまう。またうつ病や統合失調症などの精神障害などを発症してしまうなどの問題も多くあります。長期間の不登校で引きこもりになってしまうお子さんもいます。厚生労働省・文部科学省・メディアなども含めて発達障害というものに近年向き合っていただけるケースは確実に増えています。ありがたいことです。

またメンタルクリニック、児童発達支援・放課後デイサービス、フリースクール、通信制高校、学習塾、NPO法人などの様々な支援機関が発達障害のお子さんや大人の方を支援していこうという機関も増えています。これも本当にうれしいことです。私の友人・知人の方に発達障害の支援をする・していくというと3人に2人くらいからは知っている・大変だけどやりがいのある仕事だね・・とか好意的な返事が返ってきます。

ただまだ東京・神奈川などの都市部の一部を除いては発達障害の方に対しての理解・認知はあっても、それを受け入れる・受け止める方はまだ多くありません。多くの方は避けるもしくは向き合わないなどのケースがあります。ある地方特に田舎の地域を中心にまだ怠け・努力不足などの考えを持っている方も少なくありません。とても残念なことです。

発達障害は生まれつきというか出産時の脳のわずかな傷などから起きることが多いようです。まだこの点も未解明なところもありますが、どうも先天性の可能性が高くなってきているのは事実です。今後発達障害というものが医学的にもどんどん分かってきて、理解・認知してくる方は年々増えていくものと予想されます。ただ発達障害の方をどこまで受け入れ・受け止め・社会になじんでいけるのかはなんとも予測がつきません。

いろいろ支援を通して、発達障害の方はSE・プログラマーなどのITやゲームに強みを発揮する方が多そうです。また製造業などのモノづくりに才能を発揮する方もいそうです。また個人的には研究者や芸術家などの1人である程度できる仕事なども向いているのかなという気がします。

このサイトでもとりあげていますが、ジミー大西さんは画家、さかなクンは魚の研究者などのように、特別な才能を発揮でき、かつ人と接しなくてもある程度1人で解決ができる仕事なども向いているような気がしてきました。このあたりも支援を通して様々なフィードバックを課していこうと思っています。

今後ますます発達障害の方への理解・受け入れが進んで寛容な社会になっていくことを願っています。

参考資料・出典
りたりこジュニア:https://junior.litalico.jp/about/hattatsu/
こども情報ステーション:https://kidsinfost.net/disorder/illust-study/neurodevelopmental_disorders/
厚生労働省:https://www.mhlw.go.jp/seisaku/17.html